2022年Most of 映画「ちょっと思い出しただけ」
選んだ理由 映画「ちょっと思い出しただけ」、池松壮亮&伊藤沙莉のタブル主演。 2022年公開、新作、無料、俳優がゲキ刺さりで鑑賞。 池松壮亮さん 映画「ディストラクション・ベイビーズ」、映画「セトウツミ」、映画「宮本から君へ」、さらにリリー・フランキーとのドラマ「銀と金」で怖さも出せる俳優だと知りさらに好きに。 伊藤沙莉さん 山田孝之主演ドラマ「REPLAY&DESTROY」で知り、小さい体にハスキーボイス。ちょい役の映画でも場を喰ってて記憶に残ってた。さらにオズワルド伊藤さんの妹、もうぼくの脳内では伊藤沙莉の顔面に髭生えてる。そしてトップヌード。おっぱいは6回拝んだ。美乳、神。また検索した、7回に増えた。縁起いい。 以後ネタバレやでぇ 感想 鑑賞後感完璧。 恋愛紆余曲折経た二人、いよいよ戻れない状態にまできたような二人 「どうしてこうなったのか」と 愛していた人の誕生日を一年一年遡り思い出していくプロット。 楽しさやすれ違い、それぞれが予防線越しに押し引き恋愛攻防、信頼や慣れで距離の図り方を見誤ったり、皆が経験したであろう王道のストーリー。 しかし、見どころはその描き方だった。 感想の背景 映画の中では、現在から過去へ遡る、一年一年思い出すように終わろうとする今から楽しかった過去へ。 一方我々は、彼らからの思い出を得ては映画冒頭へと何度も遡り理解していく。 当事者たちは思い出し過去に向かい、思い出は淡く 我々は彼ら彼女らに感情移入して、理解は濃くなっていく 我々は理解・共感したころ、物語は終える。 劇内外時系列の交錯、と勝手に呼称したい。 すれ違った人が気になり振り向いたら相手も振り向き目が合った、かのような気持ちいいラストを迎えた。 その背景で心動いた理由 一般的な恋愛映画は苦手だ。アホになれたらすんげぇ楽しいんだろうなと思うものの没頭できず、アホになりきれない。 そんなんだから、他人の恋愛には付き合いきれない、物語になっても共感が難しい。 そう気が向かないなりに映画を見た。 いつからだろう、いつの間にか参加してた。 よかった。仕組みが良かったんだ、音楽が良かったんだ。と言い訳しながら、松居大悟さんの創作に興味が出た。 心動いて至った行動 それからすぐ、監督松居大悟の作品をリストアップした。 とりあえず、「くれなずめ」と「私たちのハァハァ」の優先度を上げて、当作品の前作 映画「くれなずめ」を鑑賞。 「くれなずめ」には、「ちょっと思い出しただけ」と同じ、時系列の交錯を感じた。 松居大悟さんが監督、創作する上で表現したいテーマというか手法?があり、試行錯誤しているように見えた。 「私たちのハァハァ」、そして次回作。また楽しみが増えてしまった。 見た前と見た後の印象や自分の変化 数多重ねまくって数え切れないハイパーモテ男ぼくの過去の恋愛を思い出した。 ぼくのときはどうだったろう、取り返しがつかなくなった関係にどうアクションしたんだっけ。 あの予防線はどう融解したんだっけ、距離の詰め方、図り方、押し引き難しかったな。 出会いから次に進展するきっかけってなんだっけ、変わった人、賢いなってのがきっかけだったかも、と。 そう、思考が、楽しい恋愛初期へ向かう。これがこの映画の気持ちのいい仕組み。 思考が潤った。 一人で見れば、過去の恋愛を思い出し、これからの恋愛を夢見たり。 誰かと映画を見れば、ぼくたちはどうだっただろう、こうなったときにはこうしようね。 こんな話ができるかも。 いろんな会話が増えそう。こういう映画は鑑賞後の時間も充実する。 ブログを書いておきたいな、と思ったのもこの映画のおかげかもしれない。 総括し、実行へ至る考え 監督は、松居⼤悟さん。若くてこれからが楽しみな監督を知った。 次は、松居大悟監督作品で高評価の映画「私たちのハァハァ」を。